福岡由利子先生のお話
名古屋市千種区池下にある彦坂耳鼻咽喉科医院 院長 福岡由利子 先生にお話を伺いました。
福岡由利子 先生
医師を志したきっかけは?
福岡先生:
私の祖父と父が耳鼻科医で、医師として働く姿を身近に見て育ったせいでしょうか、
いつの間にかその道に進んでおりました。
彦坂耳鼻咽喉科の特徴は?
福岡先生:
昭和30年、父、彦坂興孝が地域医療の発展を願い、名古屋市千種区池下のこの地に
医院を開院いたしました。開院以来、赤ちゃんからご年配の方まで、三世代に渡って
ご来院いただいている患者さんもいらっしゃいます。池下駅から徒歩3分の所にあり
ますが、地下鉄でご来院いただく方もさることながら、ご自宅から徒歩で来院される
ご近所の方も多数いらっしゃいます。地域に密着し、地域の皆様の健康管理、家庭医
としてのお役に立てればと思っております。
また、当院では幅広い年齢層のスタッフが在籍しており、ベテランのスタッフは、
よりきめ細かい心配りができ、若いスタッフはとても元気が良く、全員が患者さん
の立場に立って、より柔軟に対応させていただくよう心掛けております。
院長先生(中央)とスタッフ
子育て中の女性へのメッセージがありましたら
福岡先生:
子育ては悩みや心配事が尽きないものです。特に乳幼児の病気の時は不安がさらに
大きくなります。私自身も現在、孫の育児を手伝うことがあり、その大変さを改め
て実感しております。お母さんは夜泣きなどで眠れなかったりすると体調も崩れが
ちになるものです。お話を伺い、私自身の体験や耳鼻科医としてお話させていただ
ける事で少しでもそのサポートができればと思っております。どんなことでも一度
ご相談ください。
高齢者の介護をなさっている方へ
福岡先生:
ご高齢な方のお世話においてコミュニケーションをとる事が非常に重要なのですが、
ご高齢な方はお耳が遠くなり易く、意思の疎通ができにくくなり、聞き違いや誤解
から家庭内での不協和音が生じることが多くなります。最近では難聴と認知症など
の関連も示唆されるようになってきました。ですから未然に状態を知る意味でも
定期的な聴力のチェックをお勧めしております。当院では必要に応じて定期的に
補聴器相談も行っております。介護については大変なご苦労があるかと思いますが
耳鼻科医として少しでも地域の皆様のお役に立てればと思っております。